カート・コバーン アバウト・ア・サン / AJ・シュナック

カート・コバーンだけのインタビューで一本、映画なのが、珍しいと思った。
この手の映画は、本人と本人以外の人たちのインタビューが入りがちだから。

翻訳されていないと内容がわからないから、音声ファイルだけだと自分の場合、何言っているかわからない。

だから、映像と共に字幕見る。

その映像には、ニルヴァーナは映らない。
インタビューで語られる街の様子や、(多分)そこに住む人達の映像や、想起されるイメージ映像が映る。

そのインタビューされている本人が、この世にいないから。

でも映像自体は、プロのそれで、観れる。

音楽に限らず、その作品さえあれば、それを作った人がどんな人なのか割とどうでもいいのかなと思う。

ニルヴァーナのライブ映像や音楽さえも流れないこのDVDは、そんな気持ちと真逆の作品だったので、ファンアイテムだろう。
しかも、カート・コバーンという一人の人間をフィーチャーした作品だったため、ニルヴァーナのファン向けではなくて、カート・コバーンのファンに向けてる。

ロックスターはこの世からいなくなっても、こうやって作品になって残っていくんだな。
本人が生前、望んでいようが望んでいなかろうが、関係なく。

家で飲んでる時に無音で流れてるのはいいかもしれない。
悲しい気持ちにもなる。

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